スポーツと歯|名東区の歯医者さん「東名歯科クリニック」

愛知県名古屋市名東区社口1-511
コラム
2022.10.27
「噛む」という行為には「消化の促進」や「顎の発達」といった効果があることはもちろん、近年はスポーツの分野でも注目されるようになりました。スポーツ医学の歯科分野である「スポーツ歯学」においては「噛む」ことと「スポーツ」の関連性について研究が進められています。
上下の歯が合わさると、「噛んだ」という情報が、脳の「運動野」という場所に伝達され、体を動かす「骨格筋」などの反応や動きに影響を与えます。
歯をしっかりと食いしばることで、筋力が4~6%アップすると言われています。
歯を噛みしめると、首にある筋肉に力が入り、首が安定します。首が安定すると体の軸がぶれず平衡感覚も維持されるため、結果的に体が動かしやすくなったり視線が定まったりするため、パフォーマンスの質の向上につながります。
噛むことで認知機能を司る前頭前野の血流がよくなり、集中力と判断力を高められます。また噛むことでだ液の分泌が促されるため、喉の渇きを抑える効果もあります。
マウスガードは、外部の衝撃から口腔内を守ったり、脳などへの衝撃を和らげる働きをするものです。弾力性のあるやわらかい素材でできていて、通常は上顎に装着します。ボクシングやアメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツではマウスガードを装着する義務がありますが、最近ではそれ以外のスポーツでも、雄着することがパフォーマンスの向上につながることがわかってきました。
マウスガードにはスポーツ用品店などで販売されている既製品と、歯科医が、選手の参加する種目、レベル、口腔内などを考慮して作成し、嚙み合わせの調整が適切に行われるカスタムメイドタイプの2種類があります。
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