いつまでも豊かな食生活を楽しむために、歯周病のこと知っていますか？

コラム

2022.05.17

歯を失う原因で一番多いのは歯周病です。

口の中の細菌により歯肉に炎症を起こし、悪化すると歯を支える骨が失われ最後には歯が抜け落ちてしまいます。

40歳以降の日本人は、約8割の人が歯周病にかかっています。

この検診は、あなたの歯周病リスクを簡易判定するために、健康増進法で定められた内容に従って市町村が実施するものです。

決められた特定の歯と歯肉の間に、検査器具を用いて歯周ポケットの深さを測ることや、歯肉からの出血や歯石の有無などを調べます。

今回検査しなかった場所にリスクが潜む場合があります。

リスクが低かった方も油断はせず、定期的に歯科検診と詳しい検査を受けることをお勧めします。

◆歯数と医科医療費

年間で7万円以上の差が見られました。

50～70代で20歯以上ある人と19歳以下の人で1ヶ月の医科医療費を比較すると、20歯以上ある人では医科医療費が低くなることが報告されています。

◆全身疾患への影響

口の中の細菌が全身に影響します

糖尿病をはじめとした全身疾患との関連が明らかになってきています。

◆喫煙のリスク

紙巻タバコや加熱式タバコは、どちらにも非常に多くの有害物質が含まれているので、全身のみならず、口への悪影響も多大です。

◆歯周病予防の決め手は、毎日のお手入れと定期検診

・セルフケア

歯科医師や歯科衛生士に指導してもらい自分で行う歯のお手入れ

・プロフェッショナルケア

歯周ポケット内部のクリーニングやブラッシング指導など

自分の歯が多く保たれていると、健康な状態で長生きできることがわかっています。

定期的に歯科検診を受け、しっかり噛んで食べられる歯と口を維持することがあなたに未来を作ります。

人生のパートナー、かかりつけ歯科医を持ちましょう。